「安心して信頼する気持ち」はエネルギーの質が軽く、人や出来事や字宙に届きやすく、「心配と不信」はエネルギーがからまった毛糸のようにごわごわにもつれているので、誰にもどこにも届かないのです。軽やかでまっすぐに通ったハ トのエネルギーこそが、物事をスムーズに達成させlられるパワーを持っているものなのです。?つけたい人物や出来事だけを自分で できるGET私がいろいろなハッピーなことを しているエネルギーヮ ク(思いという一種のエネルギーとその用い方でいろんなことを叶えていく)の世界では、欲しいものはすべて自分で惹きつけることをしています。つまり、欲しいものを必死で追っかけまわさなくていいのです!外界をあれこれいじくりまわさなくても、心の中で先に問題を解決させておくだけで、すべてのことはいとも簡単にすんなり思った結果に流れるようになっているのです!いまのあなたにもし欲しいものがあるとするなら、まずあなたがすべきことは ρ自分の欲しいものを明確にする ということです!なぜなら、自分で自分の欲しいものがわかっていなければ、何も手に入らないからです。
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たとえば、それがフルーツならどんなフルーツなのか、つまり、りんごなのかみかuに/従長テコんなのかメロンなのか、はっきりさせないと手に入らないのです。それが職業であっても、恋人であっても、引っ越ししたい家であっても、つでも、習い事であっても叶えたい夢であっても、同じです。明確にするまでは手段もすべもチャンスも来ないのです。ですから、心の中でしっかりと欲しいものを見つけて見つめてください。答えがわかるまで、自分自身がしっくりくるまで自分の内側を探ってください。そうすると、いろんなことがわかつて、本当に望んでいるものが見えてきて、それにともなう思いのエネルギーがわきあがってくるはずです。
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あきらめずに何かを思い続けるというのと、それに執着するというのは違います。また、きっとそれを叶える!という姿勢と、何がなんでも絶対にそれを叶えると頑固に思うというのも違うのです。それぞれの文章の前述と後述の違いは、「確信」と「執着」の違いです。その夢が自分には達成できることである、という思いで「確信」の中で取り組んでいると、人は途中経過で何が起ころうとも簡単にあきらめたりはしないものです。自分の内にある力ゃ、やり遂げるであろう自分のあり方ゃなりたいビジョンを信じている限り、本気で取り組むことができ、ついには夢を実現させられるようになっているものです。それが、あきらめずに何かを思い続けて生きるという成功システムのあり方です。けれども、執着するというのはどうでしょう。
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るというようなグワラをもすがる気持ち なわけで、そんな余裕のない追い詰められた気持ちでは、何も達成することができないのです。何かに執着してつかまっているだけでは、自分の手も心も視野も広げられませんし、何かがやってきても受け取るすべも持てないからです。手放すことをできないでいる聞は、思いのエネルギーが通らないのです。このように物事は、確信していると本気になれ、また覚悟ができるので、大きく自分を羽ばたかせることができるのです。けれども、執着していると不安と心配に支配されてしまい、小さな動きさえも怖くてやれなくなってしまうのです。大好きな夢の世界で生きたいのなら、息い描くキラキラ輝く夢を実現したいのなら、自分とその未来を”もう手に入れた 14ものとしてとらえ、明るくのびやかなあり方で前進してください!そうすれば思った以上にすべてはうまくいくものです!
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あの人たちは、特別な才能のあるスターだったからで、私たち凡人は結局「普通に」生きるのよ、という人もいるかもしれません。でも、いまや、その「凡人」にとっての「普通」モデルも、静かに崩れつつあります。経済企画庁がまとめた九七年度国民生活白書などによると、結婚した女性のうち外でも働く女性は、八四年に専業主婦を上回り、八八年にはサラリーマンの妻でも半数以上が外で働くようになりました。これまで「普通の女の選ぶ道」といわれてきた専業主婦も、もはや多数派ではないのです。昔の女の子は「将来何になりたい?」と聞かれると、口々に「お嫁さん」と答えていました。しかし、学習研究社の「小学生白書師年」では、小学五年生の女の子たちのなりたい仕事の一位が保母、二位が幼稚園の先生とファッション・デザイナー、四位が看護婦、五位がアナウンサーです。女性にも、お嫁さん以外の幅広い仕事の選択肢が出てきたのですから、ごく当然の結果でしょう。
でも、専業主婦が普通でないとしたら、「キャリアウーマン」や「OL」として会社で働くことが「普通」なのでしょうか。これも、いちがいにイエスとはいえません。ここ数年、「リストラ」という言葉が流行しています。リストラとは「リストラクチャリング」(構造の再調整)の略で、それまで正社員として雇っていた人をやめさせたり、アルバイトや派遣社員などのより人件費の安い働き手に切り換えて、会社が人件費の節約を図ろうとする動きです。もし、ここで→出会った相性が合う人と結婚しても仲が悪くなったらここを思い出してください。

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ただ、「女でなくなるのね」と口走ったおかげで私はそれを知ることができ、「排卵はなくなりませんよ」と補足説明する機会を持つことができたわけである。
医師の側にすれば、卵巣、排卵、卵管などという初歩的な内容などは”当然知っている”と思いこみ、一々解説などしない。
普通は患者が(わかっていないのに)ハイハイと聞いてくれているから、いよいよ説明しなくなる。なんという悪循環!
この一月、新成人のお嬢さんたち二十五人に、卵管と排卵の関係を質問したことがある。
やはり大半が、Q子さんと同じ認識しかなかった。「高校で習ったけど・・・」と、みんな苦笑していた。
こんな”知識”のままで結婚していくんだな。―そう思うと、正直なところ背筋が寒くなった。
結婚相手がなかなか見つからないあなたに朗報です。←ここなら、見つかるかもしれません。

豆知識l基礎体温曲線の種類
月経が周期的に発来していても、必ずしも排卵があるとは限っていません。結婚したら、たとえ避妊中でも基礎体温曲線をつけるようにしましょう。
それが、女性としての健康管理の第一歩といえます。
グラフがあれば妊娠の判定も早くつきますし、また不正出血があった場合でも、医師にとっては非附に診断の参考になります。
避妊を長期間していて、いざ子どもが欲しいと思ってもなかなかできないので、
グラフをつけたら排卵がなかった(もちろん月経が毎月あったので、排卵はあると思いこんでいる)などという悲劇も早期に防ぐことができます。
また、もともと月経の周期が不順だったのに、ピルを飲んで避妊したら月経も順調になり、いつでも妊娠できると思いこんでいる、
とんだ間違いにもきづくことができます(ピルを飲めば、毎月順調に月経がくるのは薬の作用で当然のことです。
むしろ、排卵異常に対する治療の考え方月経不順ということは、排卵が不定であることが考えられます。
さらに、その上に排卵を抑えるピルを飲むことは、将来の妊娠を考えると感心できないことです)。

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近ごろ聴かされる現象のひとつに”患者の無知”がある。とにかく、あまりにも初歩的な、ごくごく基礎のことまでご存じないのにはあきれるばかりだ。
きのう初めて診察したJ子さんは、基礎体温のっけ方を知らなかった。
K代さんは「子宮のレントゲンも撮ります」と言ったとたん、顔をゆがめて泣き出さんばかりになった。
「あれは飛び上がるほど痛いし、あとで熱の出るものである」と信じこんでいたのだ。
確かに少々技術を要するが、私のところでは、ひどい痛みや発熱を訴えた女性はほとんどいないと言っていい。
どこかで間違ってそういう目にあった知人の話を鵜呑みにしていたか、全く誤った知識を盲信していたのだろう。
どうも近ごろの患者さんは「知らない、聞かない、疑問を抱かない」の”三ない”主義がふえたように思えてならない。
医者に何か診断されても、それがどの部分か、どうなっている現象を言うのか全く理解できない。
そして、わからないままに処置を受け、治療が済めばそれで終わり。ロクに質問もしない、というタイプだ。その点Q子さんは、ちょっと違った。
検査、診察の結果、どうしても片方の卵管を取ってしまわねばならなくなった。
そこで、手術のことを告げると、「じゃあ、もう排卵がなくなるんでしよ。まるで女じゃないみたいで、いややなあ」と私に訴えたのである。
卵管を切除しても、卵巣は残っている。だから、当然のことながら引き続き排卵はある。
その辺の基礎的な生理の仕組みと用語について、彼女は全くわかっていなかったのだ。
経験値を上げるにはまず相手がいないとね。ここ→から候補をたくさん探せるよ。

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R子さんは、その瞬間、ハラハラと涙をこぼした。
「もし、あのとき、お電話をいただかなかったら、私、こうして先生に帯を巻いてもらうこともなかったんですね」
やっとの思いで妊娠して二カ月目、R子さんの目からこぼれ落ちたのは、もちろん”うれし涙”であった。あの電話―それは偶然、私がかけたものである。
患者の家へ電話することなど全く前例がないのだけれど、あのときはムシが知らせたのか、ふとダイヤルを回す気になった。
家庭の事情などもからんで、いささか印象に残る患者だったのは事実だけれど―。
私は必ず月に二度、全患者のカルテに目を通す。
連絡もなしに通院してこなくなった患者もふくめて点検するうち、「もうあきらめたのかな」とか「もう少し投薬をつづけたらいいのに・・・」
とか、患者さんごとに医者としての想いが脳裏をよぎるものだ。
R子さんも、そのひとりだった。不妊症の治療にみえ、卵管がつまっていたことがわかった。
結婚後十年、もう三十四歳になるが、どうしても赤ちゃんが欲しいという。そこで卵管の手術に踏みきった。だが、手術しても妊娠するとは限らない。
受胎率は三割そこそこである。R子さんも半年ほど治療に通っていたけれど、この春ごろからピタリと姿をみせなくなっていた。
なにげなく回した電話に本人が出たのも一つの偶然だった。
「ええ、もうあきらめました。半年かよってもダメやから、主人とも相談して見切りつけたんですわ」
R子さんの声は、むしろ割り切ってサバサバした口調だった。私のほうも、とりわけ熱心に”勧誘”するつもりはない。ただ一言だけ告げた。
「いらっしゃらないと、卵管がまた詰まってしまいますよ。もう赤ちゃんなんか絶対にいらないのならいいですけど・・・」
ひと呼吸おいて、ひとり言のような声が届いた。
「赤ん坊は、やっぱり欲しいですけどねえ・・・」
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まさかと思ったR子さんが私のクリニックに姿をみせたのは、それから五日後だった。月に一度の通水治療、ホルモンのバランスをとるための投薬・・・が再開された。
そして、なんと三ヵ月後には初の妊娠が確認されたのである。運命、といったらいいのだろうか。
「たった一本の電話が、ひとつのいのちを誕生させた」といえば、我田引水にすぎるかもしれない。
だが、R子さんは無論のこと、これは私にも忘れられぬできことである。

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「奥さん。あなたの場合、精子抗体があって、ご主人の精子を全部ダメにしてしまう体質なんですよ。だから、いまのままでは、ちょっと赤ちゃんを望めませんね」
診断の結果を告げられたC夫人は一瞬、理由がのみこめないといった表情になった。
「あのウー、センシュコータイって野球みたいな話、いったい何ですの?」
「いや、センシュじゃなくて、精子。つまり、ご主人が入れてくれた子ダネですよ。それを、あなたの子宮が全然受け入れようとしない、そういう体質なんです」
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受け入れ拒否どころか、入ってくる精子を皆殺しにしてしまう、そんな奇妙な体質の人は、決して珍しくないのである。
人間の体というのは意外に潔癖だ。不慣れなもの、余分なもの、いわゆる〃異物″が侵入すると、抗体を出して排除にとりかかるようにできている。
精子はアミノ酸から成る蛋白質で、これは女性にないものだから、ひとによっては異質の蛋白を拒否する現象が強く出るのだろう。
「でも・・・」とC夫人はうつむきながらつぶやいた。「私たち、結婚して三年目、まだ恋愛中のころと同じように愛しあってるんですよ」
それなのに、子宮だけが意志を裏切って精子を殺すなんて信じられない。第一、性の快感は日を追って強くなっているというのに・・・。
C夫人は恨めしそうに私を見た。だけど、こんな現象は感情とは別のもの。いくら医師をにらみつけても、どうにもならないのである。
「セックスの相手を替えてみても同じ現象が起こる、といわれています。結局は、ご本人の体質を改善していくほかにありませんね」
方法は、ないわけではない。精子に対するアレルギー反応を抑えること。そのためには、たとえば一、二年の間、全く体内に精子を入れないようにするのがいい。
つぎつぎに精子を送りこむから対抗上、抗体も活発になる。無精子状態にしておけば自然と抗体も消えていく、という寸法である。
「たとえば、二、三年、単身で海外生活をしたご主人が帰ってくると、そのときの性交で妊娠することがよくあるじゃないですか。あれと理屈は同じですよ」
「でも、それは・・・」
C子さんは赤くなった。無理もない。若い二人には残酷というものだろう。それならコンドームなどを活用する手もある。
逆療法もある。連日せっせと点滴で子宮に精子を送りこみ、抗体に根負けさせるのだ。勝つか負けるか、食うか食われるか。この世界のたたかいも、またきびしい。

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不妊症の原因のうち三割は男性の側にある、と統計に出ている。
Y代さんのケースも、そうだった。Y代さんには異常が認められないため、ご主人においで願って検査したところ、精子の数がかなり少ないことがわかった。
「仕方ないですな。それじゃ治療を受けましょうか」
いかにもシブシブといった表情で、ご主人は通院を承諾した。そんな態度や口ぶりをみても、Y代さんのほうはたしなめようとしない。
逆に「すみませんねえ、あなた」と、まるで自分に落ち度があるように謝ったりしている。
「この家庭は、かなりの亭主関白だな」と、すぐ察知できるような雰囲気だった。
新しい出会いがで、あったらここで紹介したことを気にしてみてください。
しかし、ご主人は治療がはじまると熱心に通院してきた。「口では横柄なことを言ってるけど、内心は子どもがほしいんだなあ」と私たちにもわかった。
それが、十ヵ月もたったころからピタリと姿をみせなくなった。調べてみると、看護婦が励ますつもりで「ずいぶんよくなりましたよ」と言ったのが原因らしい。
精子が少ないのは、睾丸の生産能力が弱いからである。
だから、睾丸を刺激するホルモンや睾丸の細胞の働きを高める薬を与えるなどの治療によって睾丸がフル生産するように働きかける治療をつづける。
これで造精機能は一時的にアップするが、刺激をやめると元の木阿弥に戻ってしまうものである。
つまり「よくなった」といわれても、それは”刺激によって、ある程度は”というただし書きつきのもの。絶対に「もういい」ということではないのだ。
指示によって、Y代さんはオロオロしながらもご主人の精子を持ってきた。検査してみると、予想通り精子は通院前の数値に戻ってしまっていた。
数えてみると、ご主人が来なくなってから二、三カ月以上もたっているのだ。
再呼び出しに応じてご主人が顔をみせたのは、さらに二週間たってからだった。
「先生、もういい加減にしてくださいよ・セックスもふくめて、こっちは相当しんどい思いしているんだから」
横で小さくなっている夫人をシリ目に、ひどく恩着せがましい口調である。
「おたくの場合、一、二年かかるのは当然ですよ。本当に赤ちゃんが欲しいのなら続けておいでいただくほかないですな」
私は、わざと突っ放すように言った。不妊症には熱も痛みもともなわないから、病感がない。
だから、こんな言い方で責任を感じてもらうほかない。それが最後には幸せになってもらうことにつながるのだから・・・。

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年賀状がわりにと、ぷ厚い封書が届いた。結婚後五年、去年の秋にようやく子宝に恵まれたB子さんからだった。
「主人は、まるで自分ひとりでつくり、産み、育てているかのように、子守に熱中しています。
子どものなかった五年間、とくに後半は生活も乱れ気味で、どこかすさんだような振舞いの多かった主人ですが、いまは人が変わったみたい。
お酒の量も半分以下になり、毎日まっすぐに帰ってくるのです・・・」
手紙を読み進むうちに、B子さん夫妻が私のクリニックへ訪れたころのことを思い出していた。
検査の結果、B子さんに異常はなく、ご主人が無精子症、治療しても無理との結果が出た。
こうなれば人工授精、それも他人(非配偶者)の精子を使わない限り、妊娠は望めない(人工授精の大部分は配偶者間である)。
「何度もよく夫婦で話し合って”それでもいいから子どもがほしい”と、ご主人が最終決定したらおいでください。決して奥さんが強要してはいけませんよ」
私は、そう言ってB子さん夫婦を帰した。
二人がやってくるまでに一カ月かかった。それは、いかにこの夫婦が繰り返し話し合ったかを示していた。
私は、ご主人の血液型と同じ精子を用意して、人工授精に取りかかった。
夫婦間で問題が出たとき、複雑であればあるほど解決に時間が掛かります。そうならない為にも、ここで→相性が合う素敵な結婚相手を見つけましょう。
手紙はつづいていた。
「主人は、赤ん坊をあやしながら、いつも言うのです。”おれによう似とる。色の黒いとこ、髪がクセ毛のところ、笑ったときの表情もそっくりや”と。
それを耳にすると、私まで思ってしまうのです。この子は主人のタネ(精子)でできたんやと」
他人の精子で子どもをつくるのは、夫にとって決して愉快なことではない。そんな胸の中の抵抗を乗り越え、人工授精に頼ることを納得したのである。
「赤ん坊が自分に似ている」というのは大きな救い、よりどころになるものだろう。「子どもは、育てているうちに親に似てくる」というのが私の持論である。
性格はもちろん、顔かたちまで共通点が出てくるものなのだ。
はじめは「似ている」と意誠的に思いこもうとしていたご主人も、いまでは類似点を発見する喜びに本心から浸っているような気がする。
親子とは、そういうものなのだ。世間一般では、簡単に人工授精をしてしまった夫婦の場合、あとで気まずい思いが重なり、別れ話にまで発展したという話を聞く。
その点、B子さん夫婦は絶対に大丈夫だろう。
「ご主人に一生感謝しなきゃダメですよ」―このようなご夫婦に対して、最後に私はこう言うことにしている。

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「折り入って、先生にお願いがあるんです」
そんな予告をしてL夫人がやってきたのは、正月早々のことだった。赤ちゃんができないからと治療のために通院して半年余り。
明るい人柄で、早くから印象に残る患者だった。
「実は、先生。うちの主人に酒をやめるように言うてくれませんか。毎晩毎晩よう飲むんです。
子どもができんのは、あの酒のせいかもしれませんから・・・」
L夫人のご主人は国鉄関係に勤めていて、私も一度会ったことがある。なんでも三日に一度は宿直勤務があるとかで、頑丈そうな体格に似ず、どこか疲れを感じさせる人物だった。
そんな記憶をひもときながら聞いてみると、お酒は家庭で晩酌程度。趣も二合そこそこだとい「そりゃ奥さん、ダメですな。
ご主人は晩酌することで職場のストレスを解消して、あとは楽しい家庭を築こうとしてるんでしよ。
そういうお酒の楽しみを男から取り上げて、毎日毎晩、子づくりに専念させようとしても逆効果。かえってセックスも弱くなりますよ」
人間一人ひとり、それぞれ生活のペースというものがある。二合程度の、いわば適量の酒は、その人間の生活を活性化するワサビ的効果のあるもの。
それをヌキにした暮らしを強要したら、一日の流れに変調を来すのが当然だろう。
「そうですかァ」L夫人は、不服そうな表情になった。自分ひとり病院通い、亭主はのんびり酒を飲んで不公平や、と言いたいところだ。
女性の患者の中には、医師に亭主の説教役をさせたがる人が少なくない。「タバコを減らすように言うてください」とか、「マージャン禁止と先生の口から注意してくれませんか」などという注文が、ときおり舞いこんでくる。しかし、それが適量の遊びや楽しみなら、抑えるほうに無理がある。
酒やタバコは生甲斐ともいえるのである。
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「そうか。そういえば私が週二回テニスやってるのも、ダックスフント(犬)をかわいがってるのも、趣味というか、まあ生甲斐みたいなものですねえ」
陽性なL夫人だけに、気持ちの切り替えも早い。
「禁酒の話、もう撤回します」
とニョヨしている。私は、追いかけるように言った。
「妊娠したら、女性は酒もタバコもやめたほうがいいけど、その代わり〃産みの喜び″は女にしか味わえない特権。世の中、公平に、よくできてますよ」